涙の卒業式

今日は卒業式だった。
朝早くから頭のセットと着付けをして、友達と写真を撮りまくってたら、式の始まる前から疲れてしまった（笑）
友達の中には朝早かったから、と着付けをした後にコンビ二のサンドイッチをパクつく子も。
正しいよ、あんた。

式は10時開始。
卒業生は講堂の外から音楽と共に入場、の形式だったんだけど、風がビュービュー吹いて寒かった。
そんな中、講堂の中に入りきれなかった保護者の皆さんが、写真を撮ったり、ビデオをまわしたりしてた。
すごいね、並んでるところから撮るとは。
うちの親、さっさと教室に入っちゃってるし。

うちはキリスト系の大学なので、式はいきなり合唱や賛美歌から始まった。
昨日練習したように歌ったつもりなので、ちゃんと声が通ってて良かった。
その後聖書の一節を読んだり、祈祷、学位授与、学長の挨拶と続いた。

最初の方は
「あ、やばい。泣くかも・・・。」
とちょっとうるうるきてたんだけど、段々眠さと袴でおなかが締め付けられてるので、その苦しさとで
「早く立たせてくれ！」
と思うようになった。

マジで、ただでさえ袴きつめなのに、座るともっとくるんですよ。
着付けのおばちゃんは
「きつければ言ってね〜。」
とやってくれたんだけど、今日1日着るから、きつめの方がいいかなと思って何も言わなかったのが間違いだったのか。
意識がしばらくおなかに集中してました。

でもその後学長の祝辞を聞いてて、ちょっとホロリときてしまった。
もう内容はうろ覚えなんだけど、書いてある文章を棒読み、じゃなくて、自分の言葉で私達を励ましてくれてる、みたいな内容だった。
正直、学長の話を聞いたのは入学式くらいだったんだけど、
「この人こんな話するんだ〜。」
って思った。

それで、ちょっと泣けてしまった。
前の列の友達も泣いてた。
それを見て余計泣いてしまった（笑）
校歌も涙でろくに歌えなかったくらい。
昨日練習したのに〜。

退場する時も号泣しながら。
後で、別教室で卒業式の上映を見ていた父が
「お前がハンカチ持って帰っていくのが見えたぞ。」
と笑っていた。
どこにカメラがあったのさ。

その後心理学科の控え室に戻ったら、
「泣いてるし。」
と友達から笑われた。
感動したの。
感動しなかった？
「うん、ちょっとジーンときた。」
としんみり言われた。
でしょう〜、なら泣け。

周りを見回すと、泣いてる人少ない・・・。
っていうか、ここまで号泣してるの私だけ？
うわっ、何か小さい子みたいだわ。

卒論を一緒にやった相棒の所に行くと、
「泣いたの？」
と驚かれた。
「うん、だって〜。」
また泣けてきそうで必死で抑えてたら、
「よしよし。」
と抱きしめられた。

もうマスカラは落ちるわ、目は赤いわで最悪。
この後写真撮影があったから、さっきの感動はとりあえず置いておいて、化粧直しに取り掛かった。

そうそう、学科写真を撮る時に、学生が1名足りなかった。
それで拡声器で呼び出してもらう事に。
「心理学科の○○さん、学科写真を撮りますのでいらして下さい！」
それを聞いてゼミの先生が
「うちの学生です・・・。」
と笑いながら言っていた。

呼び出しをしたら、その子が前から走ってくるのが見えた。
もう皆ちゃんと段々に並んでるから、その様子が丸見えで大爆笑。
拍手と歓声でその子を迎えた。
その子は恥ずかしそうに笑ってた。
日差しがとっても強くて、暑かったけど、何かこういうのいいなあと思った。

明日は卒パです。